サービス紹介

SERVICE
サービス紹介

技術サポートサービス

永野電機産業では創業40年の実績からお客様のニーズに合わせたご提案をさせて頂きます。露点計や酸素計の単品での販売はもちろん、周辺機器のご相談も一緒に承っております。又、当社の露点計は全てが国内自社生産ですので部品やパーツ毎の修理や交換が可能になっており、コストパフォーマンスの面でも長期間ご利用頂ける製品になってます。


 露点や酸素濃度がわからない・・・
 他の露点計を使っているが困っている・・・
 何を選んで良いかわからない・・・

 測定ガスの種類?露点温度?圧力?コスト?
 仕様?炉内?ドライエアー?グローブボックス?

漠然とした「困った」で大丈夫!当社担当が詳しくヒアリング致します!

周辺の機器や設備もご相談下さい!
当社では露点計や酸素計のみならず、その周辺機器も合わせてご提案致します。

例:グローブボックス + 露点計 + 酸素計 + 精製装置
グローブボックス内雰囲気測定用の露点計と酸素計、ガス循環用の精製装置をセットで製造販売致しました。

例:露点計×3 + 酸素計 + 水素計
炉内監視用のセンサー各種を一つの分析盤に組み込み、製造販売致しました。

露点計、分析盤施設に伴う配管工事も承っております。
 

レンタルサービス

弊社製品の露点計・酸素計機種につきましてレンタルサービスを行っております。全てのレンタル品は毎回校正試験及び点検を実施してから貸出ししております。この機会に是非ご利用下さい。



 1日だけ露点温度を測りたい・・・

 色々なポイントで露点温度を測りたい

そんなお客様のニーズにお応えするが永野電機のレンタルサービスです。
様々場所で短期間のスポット測定にとても便利です!この機会に是非お電話かメールでご相談下さい。



ご相談にお応え致します
「実際どう測ればいいのかわからない。」「現場で測るにはどうすればいい?」
「1日からのレンタルはできるの?」「どの機種を借りればいいのかわからない」
「導入にあたりお試しで使いたい」等々

レンタルサービス事例
「工場内工業用ガスの測定(各配管ポイントなど)」「変電所内SF6ガスの測定」「LNGガスの測定」
「工業設備内ガスの測定」「購入前にお試しで使用したい」「炉内ガスの測定」
「ご利用製品の校正期間中の代替品として」等々

レンタルサービス期間
1日~お受けいたします。(基本レンタル期間:2週間)ご希望がございましたらお気軽にご相談下さい。
*レンタル機器台数に限りがございますので、事前ご予約が無ければ貸出までにしばらく時間をいただく場合がございます。

永野電機レンタルサービスの強み
・お貸出し前に全ての製品の点検及び校正試験を実施致します。
・検査成績書及びトレーサビリティ校正証明書の発行(別途有料)も可能です。
・ご希望に応じて外付ポンプ・流量計・継手・接続チューブなども一緒にお貸出し致します。

レンタル期間:1日~お受けいたします。(基本レンタル期間:2週間)

レンタルサービス対象機種
①静電容量式露点計
 オンライン型:ND-TAオンライン・ND-TAトランスミッター
 ポータブル型:ND-SD型・ND-SDRF型

②ミラー冷却式露点計
 オンライン型:MIRRORCL-P型・MIRRORCL-S型
 ポータブル型:ND-CH型(目視タイプ)・CL-60(現在調整中)

③ジルコニア式酸素計
 ND-OX-03型(0.1~3%O2・内臓ポンプ無)

④ガルバニ式酸素計
 オンライン型:SYSTECH製900型・600型(ppm仕様)
 ポータブル型:EC92D
 

カスタムメイドサービス

弊社では露点計及び酸素計を中心にお客様のご利用環境に応じてカスタムメイド製品の製造販売を行っております。 お客様よりご相談頂き、ご要望に応じた製品のご提案を致します。露点及び酸素濃度測定をしたいがサンプリング流量が無い、ダスト・ミストフィルターを付けてほしいなど多くのご要望に対してカスタムメイド致します。お気軽にご相談下さい。


カスタムメイド製品一例

ND-TA組込型
サンプリングポンプ・ニードル弁付流量計内臓

その他追加例:
変圧トランス・元圧有無切替弁及び内部配管
ドライチャンバー・外付及び内臓フィルター等

MIRRORCL-P恒湿BOX
保温機能・サンプリングポンプ・流量計
換気ファン・エアークーラー等

酸素計600型BOX
ポンプ・流量計・表示器


他にもこんな製品が製作可能です

●分析盤
 酸素、水素、露点を一括管理できます。
●ポンプBOX
 AC100Vコンセント、ヒューズ、スイッチのみのコンパクト設計
●表示器BOX
 1つから複数個の表示器をBOXにまとめました。
●海外に向けた電源電圧に対応致します。
 端子台でのお渡しやトランス内臓の製品も製作可能です。
 

校正サービス

露点計の校正:校正期間:約3週間
静電容量式露点計およびミラー冷却式露点計についての校正・修理サービスを行っております。

校正基準器としてスイスMBW社のミラー冷却式露点計を2台備えましてスイス認定機関SASのトレーサビリティを取得しております。この基準器との比較によりデータの信頼性を確保しています。なお基準器は3年に一度、本国のメーカーで校正依頼を行い校正証明書を取得しております。お客様へはこれらの基準器の校正証明、トレーサビリリティを御要望に応じ発行致します。

スイスのMBW社は、第3者認定機関SAS(Swiss Accreditation Service)の校正事業者認定プログラムにおいて認定されています。またある認定機関が運営する認定プログラムが国際規格および国際基準に適合しているか否かは国際的な相互認証(MRA*)への署名という形で表明され保証されます。

*MRA・・・Mutual Recognition Arrangement



酸素計の校正:校正期間:10日間
ジルコニア式及びガルバニ式酸素計は標準窒素ガスにて校正サービスを行っています。校正後の検査成績書も発行致します。
 

技術説明


露点とは?
空気(ガス)中の水分が結露する温度のことで、空気(ガス)がどれくらい水を含んでいるかの指標になります。大気(ガス)中の空気(ガス)には水が溶け込んでいますが、温度によって溶け込める量が違います。なので、空気の温度が下がると溶け込める量が少なくなるので溶け込める量を超えた分が水滴(露)になります。
 
産業用ガス内で水滴(露)が発生するとさまざまな問題が起きる為、露点温度で水分管理を行います。

弊社露点計の種類と原理
 
・静電容量式
アルミニウムベースに電解を施して、その表面に多孔性酸化アルミ層を作ります。酸化アルミの表面は多数の気孔が規則正しく櫛目状に分布しており、更にこの表面に金を蒸着します。このように構成されたアルミニウムベースと金の薄膜を両極として酸化アルミを挟み込んだインピーダンス素子が、検出部に使用される酸化膜センサーです。
 

 
酸化膜センサーを測定雰囲気に晒すと、雰囲気中の水蒸気圧に比例した数の水分子が酸化アルミの細孔の中に浸透していきます。細孔に入った水分子は細孔壁に吸着し平衡状態となり、細孔壁の抵抗値を変えます。これにより吸着した水分子の数にともなったインピーダンスの変化が両極間で起こります。つまり、水蒸気圧の変化をインピーダンスの変化として検出するわけです。このインピーダンス変化は表示器で読み取られ、露点温度に変換し表示されます。
 
・ミラー冷却式
銅にロジウムメッキを施したミラー部に温度センサー(PT100Ω)を埋め込みミラー温度を測定できるようになっています。ミラーの裏側にはペルチェ素子が密着させてあり、ミラー温度を調整できる仕組みになっています。ミラー面上部には光源と受光素子があり、光源を出た光はミラーを照射し、その反射光が受光部に入るようにマウントされています。
 

  測定ガスをセンサーヘッドに流して、ミラーの温度を変化させます。まずミラー温度を下げていくと、測定ガス露点よりもミラー温度が低くなった時点で、ミラー表面に結露が生じます。この結露がミラーからの反射光量を変えます。受光部に届く光量が少なくなると今度はミラー温度を上昇させていきます。測定ガス露点よりもミラー温度が 高くなると結露が消え、再び受光部に届く光量が戻ってきます。この動作を連続して行なうことで、最終的には結露しては消える平衡状態の温度に収束していきます。つまりこれが測定ガスの露点温度となるわけです。
 
・五酸化リン式
一定の長さの石英管の表面に2本のプラチナ線が巻かれています。この2本の線の表面を覆うように五酸化リンが 薄膜状に塗布され、これが検出部となります。検出部は、ガスフローハウジングに収納され、一定量のガスが流せるようになっています。
 

  2本のプラチナ線を電極とし、これに一定の電圧を印加します。水分を含んだガスが検出部を通過するとき、ガス中の水分が五酸化リンに激しく吸着されガス中に含まれるすべての水分を電解します。 電解電流と水分の関係は、ファラデーの法則に従い比例しますので、検出部を通過するガス流量を調節することにより、含まれる水分量を電解電流として捉える事が出来ます。たとえば、100cc/mであれば、水分1ppmあたり13.14μA の電流に相当します。

各露点計種類の標準仕様一覧
  静電容量式 ミラー冷却式 五酸化リン方式
測定範囲 -100~+20℃DP 標準
標準レンジ内で測定範囲変更可
-35℃DP~+側周囲温度
-55℃DPMAX(CL-60・20℃下)
0.01~1000ppm
-110~-20℃DP
その他 +側特殊レンジ可能 保温により高露点測定可能  
精度 ±2℃DP ±0.5℃DP 以下 読取値±5%又は 0.4ppm
使用流量 1~5L/min 0.1~1L/min 0.1L/min
測定圧力 大気圧~1.0Mpa 大気圧 0.25~7.0Barg
消耗品 基本無 基本無 センサー部交換必要

 
設置方法

 
・静電容量式オンライン露点計基本配列 (ND-TA オンライン)

 
  元圧有配列フロー図
 
*全てのパーツが必ずしも必要なわけではありません。必要なものを選定して下さい。

 

 
  元圧無配列フロー図
 

 
・ミラー冷却式オンライン露点計基本配列(MIRRORCL-P・S)

 
*全てのパーツが必ずしも必要なわけではありません。必要なものを選定して下さい。